高齢者のフレイル予防のための8029(ハチマル肉)運動
8029ってなんだ?
皆さんは「健康寿命」をご存知でしょうか?「健康寿命」とは、介助がいらず、日常生活に支障がない期間のことです。近年も日本人の平均寿命は延びていますが、天寿を全うするまで何かしらの病気や障害を抱えている方が多いのが現状です。平成28年のデータによると健康寿命と平均寿命の差は、男性約9年、女性約12年となっています。
つまり、多くの方は人生最後の10年前後は何らかの障害を抱えたまま不自由な生活を送ることになります。
平成28年度の歯科疾患実態調査では80歳以上の方の約半数が20本以上の歯を持つことができるようになりました。千葉県歯科医師会では、これからの課題として、歯を残すことは勿論、残っている歯を有効に使い、体の健康の維持に必要な食支援を行い、健康寿命を延伸していくことを「8029(ハチマル肉)」という形で提唱し、推進することとしました。つまり、「8029(ハチマル肉)」とは「80歳になっても肉を始めとした良質なタンパク質を食べることで介護いらずの元気なご高齢の方を増やしていこう」という取り組みです。
3月26日(日)、いすみ鉄道国吉駅にて8029運動推進のためのイベントを開催いたします。イベントの中では、音楽活動家である松尾貴臣さんによる歌と語りや8029カレーの販売、オーラルフレイル(高齢者のお口の機能の虚弱、減衰)健診を実施いたします。菜の花が咲いて春満載のこの季節に、ぜひお立ち寄りください。